本日発売された『ヤングエース』2月号買ってきました。表紙はコミックス累計90万部突破の人気マンガ『異世界居酒屋のぶ』。アニメ化も決まっていますし、原作も好調なようです。
ヤングエース2018年2月号
表紙の『異世界居酒屋のぶ』は現在までコミックスが5巻まで出ていますが、90万部突破とはスゴイですね。アニメ化も制作がぐるなび×サンライズとなっていますし、これは期待できるでしょうか。また、今月はセンターカラーで第34話が掲載されております。
また、『長門有希ちゃんの消失』のぷよ先生による最新作『漆葉さららは恋などしないっ』が今月から連載スタート。
前作はスピンオフでしたが、今回はオリジナル作品ということで注目しております。
その他、舞台化と映画化で絶好調の『文豪ストレイドッグス』や、和菓子マンガ『であいもん』などがセンターカラーとなっております。
異世界居酒屋「のぶ」(5) (角川コミックス・エース)[Kindle版]
東冬(著)『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』 第4話
最近アニメが最終回を迎えた『Fate/Apocrypha』でも登場していたロード・エルメロイⅡ世が主人公の事件簿シリーズ。【剥離城アドラ】の城主であり修復師と呼ばれたゲリュオン・アッシュボーンの遺言をめぐる魔術師たちの知恵比べです。
今回は錬金術の名門・イスタリ家の天才、ハイネ・イスタリにスポットが当たったお話しでした。
それによれば、ハイネは元々イスタリ家の魔術刻印を受け継ぐ気はなかったとのこと。ハイネが家を飛び出したため、魔術刻印は妹のロザリンドに移植されましたが、魔術刻印は異常な反応を示し、ロザリンドの生命力のほとんどが魔術刻印に奪われることに。
それを知ったハイネは急いで家に戻り、魔術刻印の再移植を受けるのですが、今度はハイネの生命力が吸い取られることに・・・。肉体に深く食い込んだ魔術刻印は再度摘出することもできず、結果、ハイネの命はあと数年といわれることになってしまいました。
それでも自分が死ぬのは構わないが、妹に自らのせいで兄が死ぬところは見せたくないと考えたハイネは、魔術刻印を思いのままにできたという”調律師”ゲリュオン・アッシュボーンの秘法を頼ることになったというわけでした。
これを見る限り、一度変質した魔術刻印は再移植しても元には戻らないということでしょうが、そんなものを”調律師”は本当にもとに戻せるんでしょうか?”調律師”というのが他のFate作品(といってもアニメとゲームしか知りませんが)にはいなかったので、いまいちピンときません。
そして、単なる謎かけだと思っていた今回の騒動は、死者が1人でることで違うことがわかります。その答えは次号へ続きます。
タスクオーナ(著)『Fate/stay night [Heaven’s Feel]』 第33話
こちらはもう一つのFate、現在劇場公開中の『Fate/stay night [Heaven’s Feel]』のコミカライズ。ようやく体の調子が戻ってきた士郎ですが、相変わらず桜の看病を受けております。この看病話ももう3話目で、さらにここ数ヶ月はページ数も少なかったせいか進みが遅く感じます。ちなみに今月もページ数は10ページと少な目です。
しかし、今月号の内容は結構大事なことで、士郎が看病されることで桜を家族の一員だと認識し始めるという話しでした。
広い屋敷である衛宮邸において、使われない部屋までキレイだったのは桜が陰ながら掃除してきたおかげだったし、家にいつも活気があって穏やかな毎日が送れていたのも全て桜がやってきたことだったと気が付いた士郎。これってセイバーや凛のルートでは絶対に出てこない印象ですよね。この辺りは、本編のゲームをやっているときにもすごく感じました。桜ルートの魅力の一つです。
ここ数か月は進みが遅くてやきもきしましたが、久しぶりにほっこりするイイお話しでした。
ぷよ(著)『漆葉さららは恋などしないっ』 第1話
こちらは新連載。『長門有希ちゃんの消失』で有名なぷよ先生のオリジナル作品。
ヒロインの漆葉さららは成績優秀な美少女。当然異性からもモテまくりで、1か月間で5人以上から告白されるというモテっぷりです。なので、異性に呼び出されればそれは決まって告白だとわかりきっております。
しかし、当の本人はたいして知りもしない男からの告白を鬱陶しく思っているようで、人気のない教室でモノに八つ当たりしながらそのストレスを発散していたのですが、それをクラスメートである心石くんに見られてしまいます。
それをネタに脅されるのではないかとビクビクする漆葉さらら。色々妄想たくましく勝手なことを考えていたのですが、放課後、心石くんに呼び出されてみると、彼の口から出たのは実に意外な言葉でした。
漆葉さららは呪われており、人間サキュバス状態になっているという心石くん。彼がなにを根拠にそんな事を言っているのか1話ではさっぱりわかりませんでしたが、単なるラブコメマンガではない感じでしょうか。『長門有希ちゃんの消失』とはまた違った意味で楽しませてくれそうです。
日月ネコ(著)『理想のヒモ生活』 第12話
元ブラック企業サラリーマン・山井善治郎の異世界ヒモ生活の第12話。
ヒロインのアウラが懐妊し、生まれてくる赤ちゃんのことで頭いっぱいの善次郎。今月号ではそんな善次郎の秘密が明らかになります。
妊娠したことでつわりに苦しみながらも公務をこなすアウラ。そんな彼女のもとにシャロワ・ジルベール双王国から書状が届きます。てっきり指輪の件だと思っていたアウラは中を読んで驚愕します。それは善次郎がカープァ王家だけでなく、シャロワ王家の血も引いているかもしれないということ。
特殊な魔法力を有する王族の血統は国の最高機密であり、同時に重要な戦力でもあるため、他国へ流れることは基本的にはあり得ないこと。それを善次郎は持っているというのですから、シャロワ・ジルベール双王国からすれば危険極まりないことでしょう。
対応を誤れば戦争もありえるこの事態。しかも、王国内には善次郎を疎ましく思っている人間もいるでしょうから非常に厄介な問題です。
なかなか政治色が強くなってきましたが、色々な立場の人間の思惑が絡み合うのをみるのは面白いです。これから善次郎の権力も強くなっていくでしょうから、ますます面白くなってくれるのではと期待しております。
理想のヒモ生活(2) (角川コミックス・エース)[Kindle版]
浅野りん(著)『であいもん』 第21話
和菓子と家族がテーマの『であいもん』。今月はセンターカラーでした。コミックスも第4巻が3月に発売予定となっておりますし、結構売れているんでしょうか。和菓子はちょっと珍しい題材なので毎号楽しく読んでおります。
さて、一果が緑松にきて早くも2年が経過しております。父親はいまだ行方不明ですが、父親代わりといわれた和との関係もよさそうな一果。明るい表情も多くなっております。
そんなある日、和が高熱で寝込んでしまいます。そのあいだ色々過去のことを思い出す和ですが、そんな彼を美弦や佳乃子、一果が次々と看病に訪れます。
なかでもかわいかったのが美弦。色々と妄想がはかどっているようで、反応がいちいち可愛らしいです。
和が寝込んでいる間に思い出していた先輩や一果とのやりとりも良かったんですが、個人的に今回は美弦が可愛すぎました。
あと、今回登場した和菓子「下萌」が実においしそう。
機会があったら、ぜひ一度食べてみたいです。