『ヤングエース』2018年6月号を買ってきました。表紙はアニメが配信中の『異世界居酒屋のぶ』。今月号では付録として『のぶ』のしおりも入っております。
ヤングエース 2018年6月号
表紙の『異世界居酒屋のぶ』は、今月は巻頭カラーにもなっております。
現在、アニメもバンダイチャンネルで配信中ですが、地上波でないので自分はまだ見ておりません。レンタルが出たら借りてみようかな。
東冬(著)『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』 第8話
再び黒い魔獣と戦うことになったハイネ・イスタリ。しかし、翌朝エルメロイたちが見たのは、すでに死亡しているハイネでした。駆け寄る妹のロザリンド・イスタリと時任次郎坊清玄ですが、彼が死亡しているのは間違いないようで、グレイが彼を弔うことに。
ここでグレイが祈りの言葉を知っていることを不思議がるロザリンドですが、実はグレイは霊園の出身らしい。原作を読んでいないのでまったく知らなかったのですが、まだまだグレイは謎が多い助手です。
ハイネのついでに化野も弔うエルメロイたち。そこへ現れたフリューガーとともにハイネの件を検証するエルメロイですが、それによればどうやらハイネの<生きている石>の術式が突然不安定になったスキを魔獣のツメで突かれたことが致命傷だった模様。
しかも、化野と同じく犯行現場と死体が見つかった場所は異なるようで、実際の殺害現場こそアッシュボーンの秘法と関係している可能性は高いというエルメロイ。
もっとも、殺害現場も死体を移動させる理由もまだ検討はついていないようです。犠牲者は増えましたが、調査はあまり進んでいるようには見えないのがちょっともどかしいですね。
そんな時、ルヴィアがこの茶番にケリをつけるといい、エルメロイを含めた関係者全員を集めます。
どうやら彼女はフリューガーと以前見つけた隠し部屋で剥離城を構築する基礎術式を見つけ、そこに自分の宝石を埋め込むことで剥離城アドラの工房としての機能を丸ごといただくということのようです。
エルメロイが地道に一つずつ事件を分析して謎を解明しようとしているのに対し、剥離城を丸ごと手中に収めることで犯人や呪いを炙り出そうとするルヴィア。実に対照的ですが、実力があればそのほうが手っ取り早いですね。
自信満々のルヴィアを止めようとするエルメロイ。果たして彼女の作戦は成功するのでしょうか。
三部けい(著)『夢で見たあの子のために』 第11話
一登との「視覚の共有」により、死んだと思っていた一登が生きていると確信する千里。
ずっと死んだと思っていた双子の兄が生きていると知って笑顔を見せる千里ですが、そんな彼を見て同じく笑顔になる恵南。
千里の幼なじみである恵南は、「火の男」への復讐だけが生きがいの千里を変えたいと常々思っており、一登と再会すれば千里が変わってくれるのではと考えているようです。
そして、もう一つの手がかりを探しに家に来た千里は、押し入れの棚の裏側にあった手帳を見つけます。そこにはアルファベットと新幹線の文字がありますが、暗号化されているようで一見しただけではわかりません。とりあえず持ち帰って調べることにします。
そして、立石に戻り恵南と別れた千里が向かったのは百宮。
妙な胸騒ぎがしたためですが、到着するとなんと殺人事件が発生しており、事務所は立ち入り禁止になっておりました。
まさか一登がやったのではと不安になる千里ですが、いきなりスタンガンで攻撃されてしまいました。どうやら殺されたのは富樫のようで、千里も関わっていると勘違いされている様子。
千里はまったく関係ありませんが、出てきたタイミングが悪かったようです。このままでは容赦なく殺されてしまいそうですが、誤解を解くことはできるんでしょうか。
そういえば『夢で見たあの子のために』のコミックス1巻と2巻が発売中ですが、累計23万部を突破しているそうです。ヤングエースの連載陣の中でもかなり売れてそうですし、前作同様、こちらもアニメ化しそうですね。
姫乃タカ(著)『STEINS;GATE 0』 第16話
現在アニメ放送中の『STEINS;GATE 0』。アニメ最新話ではゲームの構成を入れ替えながらオリジナル要素も入れており、かなり力の入ったデキになっております。
毎週楽しんで観ておりますが、もしかしたらオリジナルルートもありえるのでは、と期待しております。
さて、マンガのほうはアニメよりもまだかなり進んでおり、今回はかがりの記憶についての話しでした。
記憶喪失のかがりですが、偶然テレビに映ったヴィクトル・コンドリア大学についての放送を見ているときに、脳科学について妙に詳しい知識があることがわかりました。
それだけでなく行ったこともないはずのヴィクトル・コンドリア大学のことも話しており、もしかしたらそこの大学に通っていた学生かもと思い、岡部を連れてヴィクトル・コンドリア大学の学生である真帆の元へ行くことに。
しかし、岡部は真帆と話しているかがりを見ているうちに、もっと深刻な可能性に気づきます。それは紅莉栖の記憶をかがりが持っているのではということ。
実際、脳科学についての学説どころか、真帆と紅莉栖のプライベート情報や紅莉栖とその両親しか知らないような情報まで知っておりました。
ここまでくると紅莉栖の記憶がかがりに移植されていることは間違いないと言う結論にたどり着く岡部と真帆。しかし、どのような経緯で紅莉栖の記憶が移植されたかまったくわかりません。
そのため、かがりの子供のころの話しを岡部や鈴羽に聞こうとする真帆ですが、そのためにはタイムトラベルしてきたことを話さなければなりません。
科学者である真帆にそれは危険だと考える岡部でしたが、かがりを救う手がかりを得るためには真帆の強力は不可欠。というわけで鈴羽の正体やタイムマシンのことを真帆に話すことを決意します。
真帆の反応が気になりますが、次号に続きます。
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タスクオーナ(著)『Fate/stay night [Heaven’s Feel]』 第37話
現在、衛宮邸に住んでいる桜ですが、そこへ桜を連れ戻しに慎二がやってきます。帰ってこない桜にいらだつ慎二は桜を殴りますが、それを見て士郎が激怒し、慎二につかみかかります。
が、慎二も引くことはなく、このままでは殴り合いになるのは時間の問題、と思いましたが、すんでのところで桜が止めたためになんとか収まります。
何でも言うことを聞くという桜の言葉で引き下がる慎二ですが、わざわざ連れ戻しに来たのにいったん引き下がるのはなんか違和感ありますね。引きずってでも桜と帰ると思っていたので意外です。
とりあえず慎二が帰ったことで夕食を一緒に済ませる桜と士郎(とセイバー)。士郎に心配をかけまいと気丈に振る舞う桜を見て、彼女を心配する士郎。
有効な手段はないが少しでも彼女と一緒にいようとする士郎ですが、夜、土蔵で鍛錬をしているところに現れた桜を見て、正体不明のダメージを受けてしまいます。
それはともかく、一緒に土蔵に入って話しをする士郎と桜。
そこで桜は士郎が養子であることを聞きますが、あっけらかんと答える士郎に少々面食らった様子。そういえば桜も遠坂家から間桐家に養子に出されているので、二人の境遇はにているんですね(もっとも扱いはまったく違いますが)。
そして、もう一つ“もしわたしが悪い人になったら許せませんか?”と士郎に問う桜。
士郎が正義の味方に憧れているのを知っていて、なおこの問いかけをする桜。のちの展開を知っていると、彼女の精神はかなりギリギリだったのではと思ってしまいますね。それに対する士郎の答えは“桜が悪いことをしたら怒る”というもの。この答えに満足したのか、穏やかな表情を見せる桜。
この時の問いの意味を士郎が知ったとき、彼はどんな風に思うんでしょうか。
ここで土蔵の会話は終わりますが、以前にも似たようなことがあったと、桜と初めて会ったときのことを思い出す士郎でした。
次回は士郎と桜の回想編でしょうか?