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本革を使った収納力抜群の本格ペンケース

土屋鞄製造所の本革ペンケース「オーバルペンケース」

ここ最近、身の回りのものを本革製品に置き換えています。

本革製品は若干高価なのですがきちんとメンテナンスをすれば長持ちしますし、使い込むうちに革がどんどん経年変化していくのが思っていた以上に楽しかったので毎日使うものほど本革製品に変えております。

今回は仕事でもプライベートでも毎日使うペンケースを本革製品にしましたので、ここで紹介したいと思います。

目次

使って楽しい本革製品

ここ数年、仕事などで使うバッグや手帳などに本革製品をよく使うようになりました。
それまでは水濡れや汚れに強く、かつ安価である合皮製品を使っていたのですが、なまじ丈夫なために乱雑に扱ってしまい、結局壊したり無くしたりしてしまいました。

しかし、どうせ使うなら愛着を持って長く使いたいもの。それならば少しぐらい高価なほうが大事にするでしょうし、手入れをしていけば経年変化も楽しめるだろうということで本革製品を購入するようになりました。

本革製品は合皮とは違って水濡れや直射日光にとても弱い上、定期的なメンテナンスが必要なので非常に気を使いますが、それでも時間が経ってみると結構変化しているのがわかって楽しいです。

ちなみに、いま使っている本革のバッグの変化はこんな感じです。

購入当時。ネイビーブルーの色がキレイですが、全体的に革が硬かったです。

購入当時の本革バッグ

こちらが現在。使用期間は約4年です。元の色はほぼ無くなり、かわりに艶がでています。また、硬かった革は柔らかくなりました。

4年使用した本革バッグ

だいたい毎日仕事で外に持ち歩いていますが、見比べてみると思っていた以上に変化しているのがわかります。メンテナンスは定期的にブラッシングして手入れ用のクリームを塗ったり、防水スプレーを吹いたりといったところ。

本格的な本革製品は初めてだったので結構失敗したりもしているのですが(直射日光に当てすぎて表面がカサカサになったり、水に濡れてふにゃふにゃになってしまったり)、それも含めてわりと楽しんでおります。

そして今回、ペンケースも本革にすることにしました。毎日使うモノのほうが変化が楽しめていいと思っていたので、以前からいろいろ物色しておりました。

本革製品ではペンケースは人気のジャンルのようで様々な商品が販売されているのですが、自分は土屋鞄製造所の「オーバルペンケース」を選びました。

土屋鞄製造所の本革ペンケース「オーバルペンケース」

土屋鞄製造所の本革ペンケース「オーバルペンケース」

理由としては、

  • わりとふっくらしたデザインのため収納能力が高い
  • ゆったりとした寸法のおかげで中身を確認しやすい
  • 不戦やシャーペン芯など小物を側面に収納できる
  • 土屋鞄製造所は他にも本革製品を扱っているので品質が高そう

などが気に入ったから。

ただ、土屋鞄製造所の商品は人気があるうえ生産量が少ないため、販売ページにいくと品切れになっていることが多いです。
この「オーバルペンケース」も最初見たときは品切れだったのですが、メールアドレスを登録すれば再販売時にお知らせを受け取ることができますので、長くても1~2か月程度待てば購入することができると思います。

ちなみにカラーバリエーションはブラウンとこげ茶の2色があるのですが(時期によってはXmas限定色もアリ)、こげ茶よりは明るい色のブラウンのほうが経年変化をより楽しめると思い、ブラウンを選びました。

圧倒的な収納力

ここからは到着した「オーバルペンケース」を紹介。

まずはペンケース本体。手に持った印象としては、全体的に丸みがかっているためかフカフカとしてとても柔らかく感じます。新品の革製品だから堅い、といったことはありません。

「オーバルペンケース」全体

ペンケース本体の寸法は縦6.4×横19.1×厚み5.3cm。重さは115g。
素材は公式によれば、本体がオイルヌメ革(本牛革 オイル仕上げ)、内装はピッグスウェード/シャンタン(レーヨン100%)とのことです。

中を開けるとこんな感じです。商品の特徴でもあるゆったりとした寸法のため、ファスナーをあけるとサイズ以上に大きく見えます。

ファスナーを全開にしたところ

試しにどれだけペンが入るのかやってみたのが下の写真。およそ22本のペンが入りました。

「オーバルペンケース」の収納力

これだけペンを入れてもしっかりとファスナーが締まります。

すべてのペンを収めたところ

実際にこれだけのペンを持ち歩くことはないでしょうが、収納力の高さがよくわかると思います。

さらに外側にもファスナーポケットがあり、付箋やシャーペンの芯などの小物を入れることができます。

外側にあるファスナーポケット

入れるとこんな感じ。ペンと一緒に入れると邪魔になる小物を入れるのにはちょうど良いと思います。

ファスナーポケットにはシャーペンの芯や附箋が入る

ファスナーポケットにはシャーペンの芯や附箋が入る

ただ、こちらは余裕のある寸法というわけではないため、付箋ぐらいでもあまり多くは入りません。また、消しゴムなどある程度厚みのあるものは入りますが取り出しにくいので、その場合は素直に本体側に入れましょう。

使用前の準備

商品が届いたところでさっそく持ち出したいところですが、その前に本革を長持ちさせるためにやっておくことがあります。それが保護クリームの塗布と防水スプレーの吹き付けです。

保護クリームは新品の状態で塗っておけば表面がコーティングされて汚れが付きにくくなりますし、防水スプレーはうっかり濡れた手で触ってしまっても本革にシミができないよう吹き付けておいたほうが無難です。

保護クリームはユニタス社のレザーマスター「レザーケアキット」からメンテナンスクリームを使用。

価格は若干高めですが、変なメンテナンスクリームを塗って本革が変色したりすると困りますから、自分は高価だったりお気に入りの革製品にはこれを使っております。

レザーマスターの本革メンテナンスキット「プロテクションクリーム」

使い方は付属のクロスにクリームをとり、ペンケースに満遍なく塗り込んでいくだけ。クリームが乾いたら完了です。

最初にメンテナンスクリームを塗る

また、このレザーケアキットにはクリーナーも同梱されているので、定期的なメンテナンス時には、先にクリーナーで汚れを落としてからメンテナンスクリームを塗ることになります。

続いて防水スプレーを吹きます。こちらはコロニルの防水スプレーを使用。

防水スプレーを吹いておかないと、濡れた手でペンケースを触ったときに本革がシミになってしまいますから必ず吹いておきます。

コロニルの防水スプレー

コロニルの防水スプレー

こちらも全体に満遍なく吹き付けますが、一度に全体を吹こうとすると出しすぎてしまうので、シュッシュッと小刻みに何度かに分けて吹き付けます。

防水スプレーの吹き付け

吹いたところは濡れたようになりますが、すぐに乾きますので安心してください。コロニルの防水スプレーもずっと使っていますが、本革が変色したことはないので気に入っております。

これで準備は終わり。その後も定期的なメンテナンスは必要ですが、基本的に上記とやることは同じです(定期メンテの場合には最初にブラッシングが増えるくらい)。

使ってみての感想

現在このペンケースを仕事に持ち出して毎日使っております。

土屋鞄製造所の本革ペンケース「オーバルペンケース」

実際に使ってみて感じたのは、収納力が期待以上だったということ。
ペンだけでなく定規なんかも入れられるので、事務仕事や勉強などの作業が大変捗るようになりました。また、本革の質感も良く、柔らかくて手になじむ感じが使っていて楽しいです。

ファスナーや縫製も今のところ問題ありませんが、使用期間がまだ2か月程度と短いので耐久性についてわかるのはまだまだ先になると思います。

あとは本革の楽しみである経年変化ですが、定期的なメンテナンスを繰り返してどんな風に変わっていくのか今から楽しみです。

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