M570の代替品を探す
毎日PCで使っているマウス。私は15年以上前からトラックボール派でマイクロソフトやケンジントンのマウスを愛用していたのですが、無線接続できるトラックボールとして数年前から「LOGICOOL ワイヤレストラックボール M570」(AA)を使用しておりました。
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正直「M570」は本体・トラックボールともに私には少し小さかったのですが、ワイヤレス接続であることと電池の持ちがかなり良いため(数ヶ月以上は余裕で持ちます)、これまで重宝しておりました。
ところがこのマウス、最近反応しなくなる症状が頻発するようになりました。
症状としてはマウスの電池が切れたようにまったく操作不能になることが最も多く、たまに無線接続が切断されるというものでした。
もちろん電池を交換したりもしたのですが、何故か症状は変わりませんでした。
実は過去「M570」は調子が悪くなったために買い直したことがあったのですが、さすがに今の価格で買い直すのは抵抗がありましたので、仕方なく代替品を探すことにしました。
エレコムのM-XT1DRBK
代替品については以下の条件で探しました。
- 無線であること
- 可能な限り電池が長持ちすること
- 親指の位置にトラックボールがくること
- できれば割り当て可能なボタンを装備していること
これらの条件で選んだのが、ELECOMのトラックボールマウス「M-XT1DRBK」でした。
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値段も安価ですしボールの位置も問題無し。電池の持ちもまぁまぁ良さそうですし、何より値上げした「M570t」の後継として選択する人が多い商品でしたのでコレに決めました。
以下、「M-XT1DRBK」のスペックです。
インターフェイス USB コネクタ形状 USB(A)オス 対応機種 USBインターフェイスを装備したWindowsパソコン、Macintosh 対応OS Windows RT8.1、Windows 8.1、Windows 7、Windows Vista、Macintosh OS X 10.9 ※各OSの最新バージョンへのアップデートや、サービスパックのインストールが必要になる場合があります。※Windows RT8.1では横スクロール機能は使用できません。 分解能 750/1500カウント(切り替え可能) 通信方式 GFSK方式 電波周波数 2.4GHz帯 電波到達距離 磁性体(鉄の机など)の上で使用する場合:3m、非磁性体(木の机など)の上で使用する場合:10m 読取り方式 光学センサー方式 射出光線種類 不可視波長域 ボタン数 5個 ※ホイールボタン含む ホイール数 1個 横スクロール機能 ○ レシーバ収納 ○ 連続動作時間 ローエナジーモード:約125時間、ハイスピードモード:約76時間 連続待機時間 ローエナジーモード:約694日、ハイスピードモード:約694日 想定電池使用期間 ローエナジーモード:約273日、ハイスピードモード:約176日 ※1日8時間のパソコン操作中5%をマウス操作に割り当てた場合 電源(本体) 単3形アルカリ乾電池、単3形マンガン乾電池、単3形ニッケル水素電池のいずれか1本 定格電圧(本体) 1.5V カラー ブラック 外形寸法(マウス本体) 幅94.7mm×奥行124.4mm×高さ 47.9mm サイズ分類 Lサイズ 質量(マウス本体) 約128g ※電池を含まず 外形寸法(レシーバ) 幅13.1mm×奥行18.2mm×高さ5.0mm 質量(レシーバ) 約2g 付属品 動作確認用単3形アルカリ乾電池×1、ユーザーズマニュアル×1 保証期間 6カ月 引用:ELECOM 「M-XT1DRBK」商品ページより
M-XT1DRBKの外観
届いたM-XT1DRBKはこちら。付属品は説明書とレシーバー、電池でした。
レシーバーユニットは現在主流の出っ張りがほとんど無いタイプなので、引っかけて壊す心配がないのでありがたいです。
私の環境では机より一段下がったところにレシーバーがあるのですが、問題なく通信できております。
なお上記写真ですが、すでにトラックボール部分を「M570」のものと交換しております。
これはネット上でこのマウスのボール部分の反応が悪いという意見を結構見たことと、「M570」のボールが交換するには大きさ丁度良いとのことでしたので最初から交換してしまった次第です。
ここからは本体の写真など。
本体はコンパクトですが多くの日本人には問題無い大きさだと思います。
ボタン部分。メーカーによるとOMRON社製の高耐久スイッチだそうです。
ホイール上にあるのは、ポインタ速度を変えられる段階式のスイッチ。
トラックボール部分と割り当て可能なボタン部分。
ボールの大きさは「M570」とまったく同じです。ボタンには最初から【戻る・進む】が割り当てられております。
「M570」との比較写真
「M570」と比較写真。
本体サイズはそれほど変わりませんが、マウスのデザインはかなり異なります。
別角度から。
「M570」のほうがわずかに全長が長いので、手のひら全体がマウスに乗ります。
側面。全体的に「M-XT1DRBK」は丸いフォルムであること、「M570」のほうが長いこと・全高が低いことがわかります。
違いはわずかでも使用感は大きく異なる
使用感についてですが、「M570」と比較すると私は「M570」のほうが使いやすく感じました。
理由はいくつかありますが、まず全長が「M570」のほうが長いため、マウスに手を置いた時に手のひら全体がマウス本体の上に乗るので手首への負担が少なく感じること。
もう一つは「M-XT1DRBK」のほうが全高が高く手で包み込むようになるのですが、そのためにトラックボールのところにくる親指の位置がわずかですが「M570」より手前に来てしまうために、ボールを操作する親指を意識的に曲げないと快適に操作できないのです(もちろんちょっとした動きなら意識せずにできますが)。
指を伸ばした状態でちょうど親指の腹の部分にボールがくる「M570」のほうが、私は疲れないで長時間操作できました。
ただ「M570」はすでに数年使用しているために、手が完全に慣れてしまっているのも大きいと思います。
実際「M570」の前に使っていたケンジントンのマウスから「M570」に乗り換える時は慣れるまで結構時間がかかりました。
このため使い続けていれば「M-XT1DRBK」でも問題無く使用できそうです。
その他気がついた点ですが、クリック感は軽くて結構安っぽく感じます。
「M570t」のほうはしっかりしたクリック感と反応があるのですが、「M-XT1DRBK」はクリックが軽く、時々押しているつもりなのに反応してくれないことがあります。
電池についてはまだ使い始めたばかりなので正直わかりませんが、減りが早いということはなさそうです。
「M-XT1DRBK」の問題点
以上のように「M-XT1DRBK」も使い慣れていけば問題無く乗り換え可能かと思っていましたが、使っていく内にこのマウスには不具合がいくつかあることに気がつきました。
一つ目は左クリックが押しっぱなしになってしまうということ。
知らないうちに左クリックが押しっぱなしになってしまい、マウスを動かすとそのまま範囲指定されてしまいます。
文字を入力していたりすると最悪で、突然文字が消えてしまったりします。
最初原因がなんだかわからず、かなり困りました。
この症状の対策は今のところありませんが、頻度はそれほどでもないので我慢しております。
不具合の二つ目はポインタの速度。
ポインタを動かしていると、速度が早くなったり遅くなったりすることがあります。こちらの症状は今のところたまにしか出ませんので、実害はほとんどありません(出ると厄介ですが)。
当面は様子見
以上が現在までに出てきた不具合なのですが、今のところ頻発していないので我慢できますがこれがしょっちゅう出てくるようだとこのマウスを使い続けることは難しくなってきます。
本当なら以前愛用していたケンジントンの「ExpertMouse」の無線版が出てくれればそちらに乗り換えるのですが。
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数年待っても出てきませんのでこれでダメならまた「M570」を再購入するしかないかなと思っております。